百年前から、
百年後も

四國生薬について

山には、
山ほど薬があります。

わたしたち四國生薬は、国産生薬の専門メーカーです。
おもに医薬品や健康茶の原料を製造しています。
近隣の山々から集荷された薬草や薬木を加工し、全国の生薬問屋や漢方薬メーカーに販売しています。

4つの元号を超えて、技術や伝統を継承

およそ100年前に発祥した株式会社小川生薬から2020年、暖簾分けというカタチで創業しました。
大正時代に祖父が始めた生薬製造を家業として、昭和、平成、令和とその技術を代々継承してきました。

四國生薬について

山には、
山ほど薬があります。

わたしたち四國生薬は、国産生薬の専門メーカーです。
おもに医薬品や健康茶の原料を製造しています。
近隣の山々から集荷された薬草や薬木を加工し、全国の生薬問屋や漢方薬メーカーに販売しています。

4つの元号を超えて、技術や伝統を継承

およそ100年前に発祥した株式会社小川生薬から2020年、暖簾分けというカタチで創業しました。
大正時代に祖父が始めた生薬製造を家業として、昭和、平成、令和とその技術を代々継承してきました。

四つの特長

  1. 一

    ルーツは100年前

    四國生薬は、「四国のへそ」とも呼ばれる徳島県「にし阿波地区」に属する、東みよし町が発祥です。四国一の大河。全長194km。日本三大暴れ川のひとつ吉野川が町の東西を横切り、四国山地と讃岐山脈に囲まれたロケーション。生薬の製造業にはきわめて恵まれた環境です。
    大正、昭和、平成、令和。4つの元号を超えて、技術や伝統を継承しています。

  2. 二

    国産生薬

    残念ながら、日本の食料自給率は、わずか38%です。
    いっぽう国産生薬の場合、年間総使用量の10%といわれています。品質・安全性・トレーサ ビリティなどの観点からも、国際情勢の不安定化という潮流をふまえても、国産生薬の希少性はいっそう高まっています。

  3. 三

    品質主義

    四國生薬は、「人脈と掃除」をたいせつにしています。人脈とは、採薬人との良好な関係です。とくに野生種はそうですが、薬効の成分や含有量は自生する場所の自然環境によって大きく異なります。採薬人とのネットワークこそ四國生薬の生命線といえるでしょう。もうひとつの「掃除」。生薬の純度を保つには、製造機械への異種混入・異物混入をいかに防ぐか。じつは、機械の動作する時間よりも、掃除にかける時間のほうが長い場合もあるのです。
    もちろん、ますは工場に異物を持ち込まないという「山極作戦」も徹底しています。

  4. 四

    四方よし

    わたしたち四國生薬は、近江商人の「三方よし」に敬意を払いつつ、「四方よし」を企業理念として掲げています。自分よし、お客よし、世間よし、未来よし。いま世界中のすべての企業活動において、「サステナビリティ(持続可能性)」が問われています。思えば、わたしたちは、SDGsという言葉ができる前からSDGsの思想を体現してきたといえるのかもしれません。山の元気が、人の元気になる。「豊穣な大自然や小さな担い手との良好な関係」なしでは、存続しない仕事なのです。

取り扱い品目

ドクダミ、よもぎ、薬木など
70品目以上の良質な国産生薬

山を知り尽くした人々とのつながりで、昭和の時代は100品目以上、現在でも70品目以上の生薬を扱っております。残念ですが大量生産はできません。しかし、一つ一つ丁寧な仕事を心がけております。在庫は常に変動しております。ご興味のある方はお問合せください。

  • ドクダミ
    ドクダミ
  • アケビ
    アケビ
  • 桜皮
    桜皮
  • 艾葉
    艾葉

募集情報

ケモノ道を歩くのも仕事です。
薬草ハンター、募集中。

メールか電話をいただければ、「薬草ハンター募集説明会」随時開催。「多品種小ロット」を続けるためには、
あなたの力が必要です。

  1. 一

    薬草を
    買い取ります。

    薬草を持ち込む前に、リアルかオンラインで面談しましょう。「薬草ハンター」として事前登録をお願いしています。

  2. 二

    薬草の栽培者を
    募集します。

    たとえば、ドクダミやヨモギは、
    通年で需要があります。

  3. 三

    人の元気が、
    山の元気を生かせる。

    一緒に働く仲間募集中。

お電話での
お問い合わせはこちら

0883-87-8882

メールでの
お問い合わせはこちら

info@shikokushoyaku.jp

会社紹介

徳島自動車道「吉野川スマートIC」からクルマで10分。社屋ごと森林浴といったロケーションです。
ようこそ。

会社名
株式会社四國生薬
代表取締役
岩野 香里
TEL
0883-87-8882
FAX
0883-87-8883
E-mail
info@shikokushoyaku.jp
所在地

本社工場

〒779-4703
徳島県三好郡東みよし町中庄2537番地21

西庄工場

〒779-4702
徳島県三好郡東みよし町西庄字三反地21番地

機械設備
  • 裁断機
  • 乾燥機
  • 粉砕機
  • 配合機
  • 篩機
ホームページ
https://shikokushoyaku.jp
所属団体
日本生薬連合会♢一般社団法人 大阪生薬協会

沿革

そのむかし、
命を救うための薬草を、命がけで探した。
1925
小川貞市(初代)、生薬集荷業を始める
1951
小川正美(2代目)が、大阪道修町界隈にて生薬卸売業に丁稚奉公へ
1958
貞市、加茂村に生薬刻み工場設立
1971
正美 修行を経て三加茂町に生薬刻み工場設立し、事業を引き継ぐ
1980
現在の中庄に新工場を設立
1982
医薬品製造業許可取得
1998
法人に改組。株式会社小川生薬設立。
2020
株式会社小川生薬から暖簾分けで、株式会社四國生薬設立。西庄工場開設。
2020
医薬品製造業許可取得。

代表挨拶

いい薬草が生えている場所は、
検索エンジンじゃ出てこない。

そばにあるのは、父の言葉、母のノート。

令和の時代になっても、どこにどのような薬草が生えているのか、ということはPCで検索しても出てきません。
祖父貞市が生薬の仕事を始めてから百年、
古くから地元の人々とのつながりを大切にしてきたわたしたちには、その情報があります。

父に教えられたこと。
「薬草は自然が育てるが、人の手が加わって初めて生薬となる」
「人と人とのつながりをたいせつに」

「信用第一。損して得取れ」
「3代にわたって取引をしている採薬人もいる」

きっちりマニュアルを用意しても、マニュアル通りにいかないところが、生薬づくりの現場です。たとえば季節や産地などの条件によって、薬草・薬木の性状やサイズなどは変化します。
ですから、「閻魔帳:エンマチョウ」と呼んでいる、母が書き留めたノートがとても役に立っています。そのページをめくりながら、裁断の機械を調節するのです。
製造する機械に関しても「これでよし」という終わりがありません。設計図もなしにアイデアだけで発注して、メーカーさんといっしょに頭を抱えつつ、試行錯誤することも多々あります。
自然はマニュアル化できません。技術は手探りで少しずつ進みます。

採薬の現場は、いまだに過酷で危険な仕事です。 国産ロケットの実用化やAIのニュースを聞くたび生薬の現場に生かせる技術はないかと想像します。
採薬人が危険を回避して少しでも楽に生産性をあげることができる方法をともに考えながら
これからの百年も、良質な国産生薬を通じて、「人々の健康と地域の発展、共に働く人々の幸福」に寄与してまいりたいと思います。

代表取締役岩野香里

四國生薬の外観